保証人と連帯保証人

こんにちは!ファイナンシャルプランナーの山田です。

今回は保証人と連帯保証人の違いについてです。

皆さんが誰かの保証人になるようなことはさほど多い事ではないかと思いますが、良く耳にするのでは無いでしょうか??

ドラマなどでは誰かの借金の保証人になったがために破産し、家族がバラバラになった!そこから奮起して金持ちになった!といった展開を目にします。

私自身、親からきつく誰かに頼まれても保証人になったらダメだぞ!!と言われたものです。

では、保証人とはどんな立場??って話ですが、

他人の借金の保証人になった場合、借りた本人が返済しなくなったとき、保証人が代わりに返済しなければならなくなるという事です。

自分が借りたお金では無くても借りた本人が返済出来なくなった時には保証人が支払わなければならない義務が発生するのです。

そして、保証人でも「連帯」が付く保証人「連帯保証人」とは、

簡単に言うと連帯保証人は借りた本人と同等であることです。

債権者から返済の請求があった場合、保証人はまず主債務者に請求して下さい(催告の抗弁)と言えますが、連帯保証人の場合はそれが出来ません。

また、保証人は主債務者に支払い能力がある場合、債権者に対し主債務者の財産に強制執行して下さい(検索の抗弁)と主張できますが、連帯保証人はそれも出来ません。

そして、保証人が複数いる場合は保証人の頭数分で割った金額のみ保証すれば良いのですが、連帯保証人の場合は全額保証する必要があります。

このように連帯保証人はまるまる債務を抱える事になります。何かしら保証人になる場合は、保証人と連帯保証人との違いをしっかり理解して保証人になることが必要です。

必要な場合はよくよく考えて判断して下さい。

それでは、また。